JSPSD-2017を終えて

少し(だいぶ?)前の話になってしまいましたが、約2年越しの準備(2015年11月のジョージア工科大学訪問2017年2月の準備WSなど)を経て、2017年5月末から8月初旬にかけて実施した、ジョージア工科大学との連携プログラム(Japan Summer Program in Sustainable Development, JSPSD)は、大きなトラブルもなく、終了することができました(東工大のHPに掲載された実施報告はこちら(日本語),(English))。

プログラムを通じて、ジョージア工科大学から来日した17名の学生と本学東工大から参加した7名の学生が共に学ぶ様子は、非常に印象的でした。PBLの進め方について、私自身、学ぶところが多くありました。両大学の学生からのフィードバックも概ね良好、前向きでしたので、所定の目的はおおよそ達成できたと考えています。

東工大学生の証言(その1その2その3その4

ジョージア工科大学生によるPhotoblog

もちろん、反省点や要改善点は存在し、次回のJSPSD実施に向けて対応を検討中です。今回、実際にやってみないとわからないことがある、という当たり前のことを再認識すると同時に、想像力を働かせできるだ限りの事前準備をすることの重要性も再認識しました(そのように意識して事前準備をしてきたつもりですが)。

今回、JSPSDを実施するまでには、異なる国の、異なるシステムで運営されている異なる2つの大学の連携プログラムという設定上、様々な調整が必要になり、本学内部において、多くの先生方および事務方スタッフのご協力が不可欠となりました。特に、多大なご協力・ご支援をいただいた丸山理事・副学長、水本副学長、岸本学院長(環境・社会理工学院)、関口副学長、佐藤副学長、松澤教授(教育革新センター長)、高田教授(融合理工学系主任)、黒田教務課G長、牧野国際連携課G長、相田課員、留学生交流課柴田G長、下園主任、西牧(旧姓阿部)支援員、藤林支援員、教育企画G蓜島主任、佐藤課員、戦略推進G伊藤UEA, ELSI事務室角野主任に記して感謝申し上げます。

当然ながら、本連携プログラムは、JSPSDのGeorgia Tech Program DirectorであるBrian Woodall教授の熱意と協力なしには実現できませんでした。Woodall先生と意気投合できる機会に恵まれた幸運に素直に感謝し(その機会は、立食パーティーでした!)、また同先生の明るく前向きで、何よりも真摯な姿勢に深く感謝する次第です。また、ご多忙のところ、JSPSDのために来日し、講義を担当されたジョージア工科大学のWendy Newstetter先生、Adjo Amekudzi-Kennedy先生、Jenny Hirsch先生にも厚くお礼申し上げます。本プログラムの短期研究員として運営に貢献した和田さんにも感謝しています。そして忘れてはならないことは、本プログラムの準備及び運営のために、細部の調整を一手に引き受けてくれた研究室秘書の坂本さんの多大な貢献です。坂本さんは、国内フォールドワークの調整・予約、各種事務手続き書類の作成など、多くの細部にわたる業務を担当くださいました。国内フォールドワーク訪問地の事前視察に協力してくれた研究室の学生にも感謝しています。

さて、2018年度のJSPSD実施(第2回目)に向けて、すでに準備を始めています。10月初めには、ジョージア工科大学で開催された同大学の海外留学フェアに参加し、JSPSDのPRを Woodall先生や第1回目のJSPSDに参加したGTおよび本学学生と共に行ってきました(多くのGT学生がブースにきてくれました!)。来年度のJSPSDがさらに充実したものとなるように対応したいと思いますので、関係各位のご支援を改めてお願い申し上げます。来年度もBrian Woodall教授をはじめとする複数のGT教員が来日し、JSPSDの講義を担当予定です!

そして何よりも、来年度、多く本学学生が本プログラムに関心をもって応募してくれることを期待しています(融合理工学系の学生である必要はありません!)

海外に行くことなく、本学キャンパスで英語漬けの2ヶ月も悪くないと思います。ぜひJSPSD-2018への応募・参加をご検討ください!

阿部 (JSPSD Tokyo Tech Program Director)