野原研究室

「翻訳」をキーワードに研究をしています。ベースになるのは翻訳学(Translation Studies)。言語学、記号論、コミュニケーション論、エスノグラフィー、哲学などが多彩に関わる学際分野です。
人間は相手と状況に合わせてものごとを「言い替える」レアな生き物です。逆に、あれって実はこういう意味だったんじゃないかな、と「読み替える」想像力も持っている。錆びついてさえいなければ。

たとえば科学技術情報を社会とシェアするには、たくさんの「翻訳」が必要です。クリエイティブなサイエンスコミュニケーションを転がしていくと、もとの情報を超えた新しい解釈が見えてくることもある。「翻訳」が原文に新しい光を当てる。シェイクスピアを日本語で読んでみるとハッと気づくこともあるように。

翻訳技法のひとつに「アート」があります。アートとは、問う技法。
アーティスト、デザイナー、理工系研究者、編集者、美大、博物館、企業…などとのカオスなネットワークを駆使し、サイエンス/テクノロジーXアート/デザインの出会いと融合を創出しています。まだ見ぬハイブリッドな思考と知を目指して。野原研は、インターフェイスです。

主な研究室プロジェクト

STADHI: Science & Technology + Art & Design Hybrid Innovation ロンドン芸大セントマとのコラボレーション
高齢者の身体行動とコミュニケーション(終了) 企業共同研究
教えてくれない機械翻訳 (終了) 企業研究費
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所属学生は、上のどれかに加わって共同研究をしつつ、自分の研究テーマを模索します。オリジナルな感性、歓迎です。

最近の修士論文テーマ例:

  • 社交交流型サードプレイスにおける対話の生起条件及び意義の研究
  • Prediction of daily COVID-19 cases through Sentiment analysis approach using Twitter Data
  • Exploring the Use of Google Trends to Forecast Outbreak and Indicate Public Response During Early COVID-19: The Case of Japan
  • 実用例に基づいたデジタル時代における書体運用実態の調査と分析
  • 翻訳論「信達雅」における「雅」の合理性について
  • Analyzing the Effect of Alternative Expression on Mental Representation in Infographics Reading Process
  • 英日同時通訳のフィラーの周波数と会話の聴きやすさに関する研究
  • 電子メディアでの手書き体験に対する愛着形成の研究
  • Spatial Search on Fractal Complex Network Using Quantum Walk (量子ウォークを用いたフラクタル性複雑ネットワーク上の空間探索)
  • Assessing Users’ Mental Status from their Journaling Behavior through Chatbots
    (チャットボットへのジャーナリングから精神状態を評価するための指標についての研究)