2018/6/9
フィールドトリップ最終日は、サステイナビリティと交通機関について学習しました。
名古屋にはリニア鉄道館とトヨタ博物館があります。学生は、個々行きたい方を選び、それぞれの目的地へとグループで向かいました。リニア鉄道館には、GTのWatkins教授、Woodall教授が同行し、東工大生約5人とGT生4人が足を運びました。トヨタ博物館には、東工大生9人とGT生10人が、阿部先生と共に訪問しました。私は、トヨタ博物館に同行させていただきました。
リニア鉄道館組は、模型やシミュレータ等を通して、在来線からリニアまで、高速鉄道技術の進歩、またそれらが社会に与えた影響を、文化、経済といった様々な視点から学べたのではないかと思います。
トヨタ博物館組は、100台を超える車の展示を通して、国内外の自動車の進歩を学びました。車一台一台が、それぞれの時代背景を象徴しており、技術の発展と人々の生活が変わっていく様子、また国による経済状況や価値観の違いも共に学ぶ事が出来ました。また、トヨタ博物館に向かう際、磁気浮上式鉄道の「リニモ」に乗りました。通常の鉄道と比べ静かで、揺れも少なく、運転手のいないリニモには、学生も驚いていました。リニア鉄道館では、リニアに乗るという事はなかったようで、そういった面でも、リニモに乗れたのはトヨタ博物館組にとって、良い経験になりました。
トヨタ博物館の入り口前にて
その後、帰りの新幹線までは自由時間という事で、学生たちは、伊勢湾の景色を楽しんだり、名古屋大学を訪問したり、名古屋城を観光したり、大須商店街を歩いたりしていました。鉄道館、博物館内だけでなく、自由時間も、東工大生とGT生は共に行動していました。ただ観光するのではなく、学生それぞれについてより知り、親しくなれた機会となったようでした。
東京出発で、広島ー京都ー金沢ー名古屋と4都市を7日間で回ったこのフィールドトリップ。移動が多く、学ぶ事が多かったこともあり、最後は学生もかなり疲れているようでしたが、学生たちはそれだけ楽しめ、たくさんのことを吸収できたのではないかと思います。東工大生の予定もあり、前半は東工大生とGT生、別々での行動となりましたが、それぞれ同じ大学の学生と共に過ごし、お互いについてより知る事が出来たようでした。後半は大学関係なく、多様なバックグラウンドのある学生ぞれぞれと交流でき、より実のある研修となったようです。私自身、日本の文化や歴史に、日本人としての目線だけでなく、日本に住む留学生として、アメリカ人として、など様々な切り口で触れることが出来る貴重な経験となりました。
東京へ出発前、名古屋のホテルにて (Photo credit Prof. Naoya Abe)