フィールドトリップ2018 広島

2018/6/3 – 6/4

ジョージア工科大学(GT)の、Kari Watkins教授が先日、日本に到着し、本日からJSPSDに加わりました。Watkins教授はGTの土木工学(Civil Engineering)の教授で、交通機関システムを専門としています。教授は。以前からJSPSDをかなり楽しみにしてくださっており、中でもこのフィールドトリップについては、新幹線や在来線の利用、鉄道博物館の訪問など、実際に日本の交通機関を目で見て、体験できるという事で、心待ちにしていました。

フィールドトリップ初日、Woodall教授、Newstetter教授、そしてWatkins教授と共に、GT生は新幹線に乗り、広島へ出発しました。JR パスを使っての移動、品川駅での駅弁購入、新幹線体験、と1日目からGT生にとっては初めての経験ばかりとなりましたが、特にトラブルもなく、広島へ無事到着しました。先着していた東工大生2名とも、広島駅で合流できました。

ホテルでのチェックインを済ませ、全員一緒に路面電車に乗って、平和記念公園へ行き、原爆ドームを見て、広島平和記念資料館を訪ねました。平和記念資料館を後にしたGT生のひとりは、「アメリカで習う、歴史の一つとしての広島への原爆投下の話とは違う歴史の一面。被爆者個人の経験や町の被害などは初めて学んだ。」と述べていました。

写真 原爆ドーム前にて photo credit: Joyce Woodall

 

その後、教授と学生のほとんどは路線電車で広島駅の近くへ戻り、広島焼を楽しみました。この日はたまたま、通称ゆかた祭りと呼ばれる広島三大祭りの一つ(らしい)のとうかさんの最終日でした。日中から、浴衣姿の人が多かったのは、このお祭りがあったからのようです。GT生にとっては日本で初めての夏祭りで、人の多さに圧倒されながらも、個々、飴リンゴ、たい焼きを食べ歩いたりし、楽しんでいました。

写真 広島焼を食べてる様子 photo credit: Joyce Woodall

 

翌日は、朝の7時にホテルのロビーに集合し、チェックアウトを済ませ、宮島へと向かいました。

電車とフェリーで宮島へ。到着時はまだお店もほとんどしまっていましたが、生徒たちは、気持ちの良い朝の空気に、遠くに見える山々の影、瀬戸内海に浮かぶ島々、そして何より、鳥居や鹿に興奮していました。

到着時は潮がほぼ引いており、鳥居の根元まで見えました。神社の中を回ったり、ロープウェイで山の上まで行き景色を楽しんだり、牡蠣やもみじ饅頭を堪能したり、鹿の写真を撮ったりと、それぞれの楽しみ方で、宮島での半日を過ごしたようです。出発時は、潮が満ちて、朝見えていた神社の下まで、海水に覆われていました。学生たちは、鳥居を見て、「本当に海に浮いているようだ」、と感動していました。

写真 宮島にて、Watkins教授(左から2番目)と共に記念撮影

午後は、ホテルへ戻り、荷物を受け取り、新幹線で京都に到着しました。すでに、夕方だったため、残りは自由行動でした。

私個人としては、荷物を置き、錦通りを学生数人と訪ねました。宿泊先のホステルが、京都都市中心部に位置していたため、錦通りには歩いていく事が出来ました。漬物や和菓子、お茶、また食べ歩きサイズの魚やコロッケ、焼き鳥、などお店が並び、広島とはまた違う、京都の雰囲気を学生たちも感じていました。