科学技術コミュニケーション
翻訳の理論をベースにした研究の一つに、科学技術コミュニケーションがあります。
科学技術を理解することは、生活の質の向上や危機管理にもつながることから、高度技術文明社会のリテラシーの一つにもなっています。科学技術を伝え、その方法を考えるにあたって記号間翻訳は有力な手立てとなり、研究と社会、ビジネスの連携を考えることにもつながります。
海外派遣
科学技術コミュニケーションの本場であるイギリスへ、学生を短期派遣する海外インターンシップ・プログラム(2単位)を2005年から手がけています。
ロンドン科学博物館、英国王立研究所、POST(英国議会科学技術政策室)、気候変動を産学連携で研究するWalker Institute等の機関へ毎年10~15名の学生を派遣しています。
科学技術コミュニケーションと海外派遣
- 論文出ました!野原佳代子「科学技術コミュニケーションの言語と機能―原発事故を翻訳理論で読む試み―」『専門日本語教育研究』 Vol. 13, pp.19-24, 2011.
- 新刊:梶 雅範, 西條 美紀, 野原 佳代子 『科学技術コミュニケーション入門』培風館,東京, 5. 2009.
- 野原 佳代子「科学技術系の仕事をめぐる個人と社会のコミュニケーション」 梶 雅範, 西條 美紀, 野原 佳代子『科学技術コミュニケーション入門』培風館,東京, pp.15-26, 5. 2009.
- マイケル ノートン, 野原 佳代子「サイエンスコミュニケーションの発生と発展」梶 雅範, 西條 美紀, 野原 佳代子『科学技術コミュニケーション入門』培風館,東京, pp.111-126, 5, 2009.
- 西條 美紀, 野原 佳代子, 日下部 治「恒常的な科学技術コミュニケーションの実現にむけて ―インターンシップを中心とした教育プログラムの報告」『科学技術コミュニケーション』Vol.1, pp.25-35, 2007.