朱助教の研究が科研費若手研究に採択

朱心茹助教の研究が科研費若手研究に採択されました。

朱心茹. 書体研究の基盤整備へ向けた書体記述方法の構築. 科研費 若手研究 (22K18137).

概要

本研究の目的は、書体の視覚的特徴を系統的に記述する方法を構築することである。これによって、これまで経験的なものであった書体の形状に関する知見が明示的に共有可能となる。学術的にはより一貫した方法を用いて書体の機能を研究することが可能となり、実用的には特定の機能を持つ書体やより良い読字環境の開発などの工学的応用につながる可能性がある。

本研究は、(1) 書体記述の解像度の階層と各階層における変数の特定、(2) 書体記述の解像度の各階層における各変数の有意味な範囲の特定の二段階からなる。この二つを統合することで、系統的な書体記述方法を構築する。