ノートン先生からのメッセージ。

またお会いできて、嬉しいです。

今年も、サイエンスコミュニケーション海外派遣に、優秀な学生たちの参加が決まり準備が始まりました。 半数はロンドン科学博物館で、複雑な科学をどう一般に伝えるか、10日間で体験し学びます。残りの半数は、私と一緒に英国のいろいろなサイエンスコミュニケーション機関を訪ねます。英国議会科学技術室、最古の国立科学アカデミーである王立協会など、それぞれが違う仕事、違う役割を持っています。今年はこのプログラムを開始して早や12年目になります - みんなで多くのものを達成してきたことを記念し、本にしたいと考えています。

また、今年もベーシックレベルの講義として 『環境と社会 Environment and society』を行います。さらに、経済・ビジネスモデルをに従来のリニア的(自然のリソースを生産に利用し、消費者に販売し最後には廃棄する)ではなく、より循環的なアプローチ(リソースは繰り返し用いられ、自然に対するプレッシャーと廃棄物が減少)を考える、そうした授業を計画しています。供給チェーン全体がリデザインされる必要があり、エンジニア、科学者は重要な役割を担う必要があります。

さて、私たちの論文がつい最近、査読誌に掲載されました。 “Imparting Soft Skills and Creativity in University Engineering Education through a Concept Designing Short Course”(International Journal of Engineering Education)です。題材にしたConcept Designing プロジェクトが、この夏もまた、やってきます。武蔵野美術大学とのコラボレーションを今年も楽しみにしています。

Mike Norton