クリエイティブ表現論 (2019年度最終講義 津田先生ありがとうございました)

クリエィティブ表現論

担当: 津田広志(Hiroshi TSUDA)・野原佳代子(Kayoko NOHARA)
講義情報: 国際意識醸成・広域科目 / グローバル理工人コース 3Q 1単位
科目コード: LAW.X316
授業形態: 集中講義・演習
講義室: 南5号館 407A(ワークショップルーム)
使用言語: 日本語

講義の概要とねらい:
昆虫学の基礎をきづいたファーブルは『昆虫記』のなかで、観察的なサイエンスの目と彼が愛した詩や文学の目を同時に使いながら、昆虫の生態系を発見しました。そこでは、サイエンスとアートが無理なく「融合」し、わたしたちが知らない昆虫の驚異の世界が記述されました。今回の演習では、まず、アートの感受性、発想、記述法という「アートシンキング」の考えを紹介します。つづいてアートとサイエンスが連動する部分、つまりイノベーションや新しいシステム構築に関わる「独創性」(Originality)、さらにサイエンスがわたしたちの生活世界とどう連関するか、その「方向性」(Future direction)を理解していきます。理工学系のためのアートシンキングを理解し、アートシンキングを通して、サイエンス&アートのベーシックな力の基礎をつけます。テクノロジー万能でもなく、テクノロジー否定でもない、テクノロジーとアートが共存した、これからの思考を考えます。

授業詳細 2019

第1回 10月2日(水)13:30-16:30 アートシンキングとは? ~アートシンキングの着眼点、発想の講義、フリーディスカッション
第2回  10月16日(水)13:30-16:30 アートシンキングのデッサン ~アートシンキングの実践方法、フリーディスカッション
第3回  10月30日(水)13:30-16:30 アートシンキングによるサイエンスエッセイ ~「あなたの研究テーマと、それを取り巻く世界」あるいは「テクノロジーと風景」をテーマに作品(エッセイなど)をつくります
プロフィール 津田広志 コンテンツディレクター、編集者。出版社フィルムアート社編集長をへて、株式会社コンセント取締役。東工大サイエンス&アートLab Creative Flowプログラムディレクター。著書『リ・クリエイティブ表現術』(新水社)。「3つのアートする力~無限に、無意識に、越境的に」『アートする力を語る』近刊掲載
参考資料 ファーブル『ファーブル昆虫記』(以下、原著1879年)岩波文庫 寺田寅彦『柿の種』(1933年)岩波文庫 セレスタン・フレネ『言語の自然な学び方』(1968年)太郎次郎社エディタス 森田真生『数学する身体』(2015年)新潮文庫 Amy Whitaker “ART THINKING”, 2016, HarperCollins Publisher Ltd. 郡司ペギオ幸夫『天然知能』(2019年)講談社